【これがわからないと致命的!】血圧が高い状態とは??
【これがわからないと致命的!】血圧が高い状態とは??
こんにちは。ずぼらナースです。
(※今日は看護学生や新人看護師向けに記事を書いています。)
看護に関わる皆様、
特に看護学生の皆様。
「血圧が高い状態」ってわかりますか?
あたりまえやん!!
なにいってるん??
っていう声が聞こえてきそうですが。
「私血圧高いねん」
「高血圧ってあかんねやろ?」
「いろんな所に支障がでてくるんやろ??」
そうです。全部正解です。
でも、血圧が高いってどういう状態?
って聞かれたら説明できますか??
私は看護学生の時は、
よくわかっていませんでした。
高血圧になったらこんな病気になる。
とか、
高血圧になったらこういう症状がでる。とかは
なんとなくわかっていても、
血圧ってなに??ってことは
理解できていなかったように思います。
私だけ?
いや、きっと他にもいるはず!!
ここがわからないと、
心臓や腎臓の病態を勉強しても、
「????」
ってなることが多いと思います。
逆に、ここを理解していたら、
全体がつながった時に、
ぶわっと色んな事がつながって、
身体や病気のことを勉強するのが
とても楽しくなり、
国家試験もすらすら
解けるようになるし、
患者さんの症状の観察も意味を持って
出来るようになります。
それぐらい大切な「血圧」について、
今日はわかりやすく説明しようと
思います。
是非自分のものにしてみてくださいね。
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1.血圧って?
血圧・・・。
って結局なんなん?
それは
『血管の壁に加わる圧力』
のこと。
血管はホースで、
血液は水って思ってください。
水を流した時に、
ホースの内側にかかる圧が
「血圧」
です!!
2.高血圧、低血圧って?
ホースの中をたくさんの量の水が
流れていたら、
ホースには強い圧がかかりますよね?
それが、
「血圧が高い状態」
です。
逆に、ホースの中をチョロチョロと、
少しの水しか流れていなかったら、
ホースの内側には、
弱い圧しかかかりません。
これが、
「血圧が低い状態」
といいます。
なんとなくイメージできますか?
3.血圧が高くなる原因って?
ではなぜ、血圧が高くなったり
低くなったりするのでしょう・・・。
それには様々な原因があります。
まず、血圧というのは、
で決まります。
心拍出量・・・心臓から1分間に押し出される血液の量
末梢血管抵抗・・・血管にどれだけ血液が流れにくいかということ。
(※心拍出量は通常成人で
約50~80mlです。
コップ一杯くらい?!)
さっきのホースの例で話すと、
同じホース(血管)の太さなら、
たくさん水(血液)を流した方が
圧(血圧)は高くなります。
⇒これが心拍出量が多いということ。
そして、同じ水(血液)の量ならば、
太いホース(血管)で流すより、
細いホース(血管)で流した方が、
ホース(血管)の圧は高くなりますよね。
⇒これが、末梢血管抵抗が高いということ。
動脈硬化などで、
血管が細くなっていたり、
硬くなっていたりしたら、
末梢血管抵抗が高くなります。
結果的に、
水(血液)の量が多く、
ホース(血管)が細い人が、
一番血圧が高くなるということが
わかりますね。
あとは、血液自体が、
サラサラの場合と、ドロドロの場合でも、
流れやすさは変わってきます。
4.まとめ
血圧って?
高血圧、低血圧って・・・?
なんとなく、いや、しっかりと
イメージできたでしょうか。
学生さんだと、これから、
高血圧が原因で起こる疾患や合併症、
(心筋梗塞、脳血管障害、腎障害など)
そして、血液の圧が高いことによって
おこる症状、
(心不全の時の症状など)
血圧が上がる仕組み、
(ホルモン、腎臓から出す酵素など)
などいろいろ勉強していくと思います。
その時に、血圧とは?
というのをしっかりと理解しているのといないのとでは、
全く変わってきます。
いや、本当に。実体験です!!
ふわっとわかっているのと、
しっかりとわかっているのとでは
雲泥の差ですよ!
看護師になりたての人や、
なんとなくしか理解して
いなかったナースも、
是非この機会にしっかりと頭に
入れてみてくださいね♪
では、また次回もわかりやすいを
テーマに、疾患や症状などについて
記事を書きたいと思います。
楽しみにしていてくださいね★